2025年で20周年を迎えたヨハンボス スポーツスクール・ボスジム ジャパン。
その20年の軌跡を振り返って、代表のTsuyoshiコーチにインタビューを行いました!
ジム創立20周年おめでとうございます。今日はこれまでの20年を振り返って、お話を聞きたいと思います。
まずこの20年で一番思い出に残っていることは何ですか?ジムのことでも、プライベートのことでも結構です。
チャンピオン誕生の瞬間はその都度、思い出に残ります。
朱里がUFCの舞台で日本人女子初の一勝をあげた時は今も覚えています。
指導者にとって、一生懸命に育てた選手が強くなり、世界の舞台で活躍するのは、とてつもない喜びですよね。
ボスジム ジャパンからは、その他にも数多くのチャンピオンが誕生しています。
興味のある方は、選手の獲得タイトルをぜひご覧ください!
ところで、ジムの名前を、東京や赤坂などの地名やご自身の名前にせずに、師匠の名前にしたのはなぜですか?
オランダ武者修行時代から、ヨハン・ボス先生の技術を継承し、将来的にはボスジムを日本に持って行きたいという気持ちがありました。
ジムをやるならオランダのボスジムと同じ、ヨハンボス・スポーツスクールでやりたいと思っていました。
オランダで修業を積んでいた頃からすでに、将来ジムを開くことまで見据えて頑張っていたんですね。
ヨハン・ボス先生への厚い信頼も感じられて、ステキなエピソードですね。
レッスンもオランダのボスジムのようにクラス方式にしたそうですが、それはなぜですか?
自分自身が色々な格闘技を学んで来ましたが、学校の部活の様に指導者がいて皆で同じ練習を行うクラス式が一番楽しく練習ができ、強くなりました。
筋トレの様に1人で黙々と行う練習にはクラス式は必要ありませんが、様々なタイプの人と戦う格闘技の場合は、目的に応じて必ず人が集まるクラス式が最も効率的で強くなると確信しています。
経験から学んだ、強くなるための最良の方法が集団でのトレーニングと言うことだったんですね。
若くしてジムのオーナーになり、20年続けるのには大変な苦労があったと思いますが、どんなことが特に大変でしたか?
26歳で始めたので、最初は契約関係で軽く見られ大変でした。その分、法律の専門家を通し、トラブルを未然に防ぐことができる様、契約関係には力を入れました。
なるほど。試合に例えると、苦労した分、ディフェンスも固めて挑んだと言う感じでしょうか。
20年前の格闘技ジムと言えば、通っている方はまだまだ男性中心のところが多かったのではないかと思いますが、ボスジムはオープン当時から女性も多かったですか?
オープン時から女性もそこそこいましたが、当時の格闘技ジムには珍しく女性専用のクラスを設けていたので比較的女性が通い易かったのかなと思います。
そうですね。女性専用のクラスがあれば、安心して通えますね。
ガールズキックボクシングと言う名前は、Tsuyoshi代表が考案したと聞きましたが本当ですか?
はい。最初はレディースクラスにしようかと思いましたが、なんだかイメージと合わないので、でガールズクラスにしました。
確かに、レディースよりガールズの方が、快活でスポーツにはふさわしい感じがします。
この20年間、ジムで一番大切にしてきたことは何でしょう?
人と人とが仕事をする上で一番大切なのは、平等性と信用だと思うので、誰に対しても平等に接し、信用を損なう様な行為行動を慎んで来ました。
もう一つは安全性の確保に務めて来ました。
格闘技という血の気の多いスポーツは一歩間違えば大事故につながる為、クラス内のルールの徹底化や安全確保の為の防具の着用義務等、先程言った公平性の名の下に、強さに関係なく実行してもらうことで事故を未然に防いで来ました。
皆様の協力もあり、おかげ様でこの20年間大きな事故もなく、営業することができました。
格闘技はやんちゃなイメージもありますが、信用を損なわず、また誰もが楽しく通えるジムにするため、安全にも気を配ったと言うことですね。
それを20年続けてきたのは、大変な事だったと思います。
選手の世界の活躍の場もK-1~UFCと変わり続けましたが、20年間で格闘技界が一番大きく変わったと思うことは何でしょう?
日本から世界に主戦場が移って行ったのが一番の違いだと思います。
20年前はジャパン・マネーを求めて世界中から日本へ選手が集まって来ましたが、今はキックでも総合でも世界を目指して行かなければならない時代になりました。
選手もグローバル化の時代ですね。
20年間で選手も変わりましたか?以前と今を比べてどこが違うでしょう?
自分達の40代の世代に比べて20代の世代は半分しかいない為、選手になりたいという若者も減りました。
今は親が子供に格闘技をやらせたいとった家庭の子供達が幼少期からの格闘技英才教育のもと強くなるパターンが増えたと思います。
スタートが違うので、フィジカルでスタートの遅さを覆せてしまう重量級と違い、軽量級は得に難しいと思います。
なるほど。階級によっては、厳しい時代なんですね
これから先の20年、格闘技界はどうなっていくと思いますか?
K-1の様に新しい競技の舞台が生まれたりするでしょうか?
日本の経済的な成長しだいではないかと思います。
K-1全盛期だった1990年代は日本は世界の中でも飛び抜けて高い国でした。
あれから30年間で日本と世界との物価や所得の違いが明確になってしまいましたので、日本が再びジャパンアズナンバーワンになれば、ジャパン・マネーを求めて世界中から選手達が集まるのではないでしょうか。
お金が物を言うのは少々寂しい気もしますが、命がけの競技ですから、やはりお金があるところに選手が集まるのは仕方ないですね。
格闘家を志す方にアドバイスはありますか?
とにかく基礎体力が大切なので、筋トレや走り込み等で若いうちから体を鍛えておくべきだと思います。
食事や睡眠も重要なのでよく食べよく寝ることをお勧めします。
他のどのスポーツとも違い、直接顔を殴られるためコンタクトレンズ等ができません。
若いうちに視力を落としてしまわない様、スマホの見過ぎには注意が必要です。
色々気を付けなければならないことがあり、やはりプロを目指すには並々ならぬ決心と努力が必要なようですね。
でも、夢を実現させる素晴らしさをぜひ味わっていただきたいです。
趣味で格闘技を始めてみたい、興味はあるけどちょっと躊躇していると言う方に、一歩踏み出せるアドバイスはありますか?
今は昔と違い、格闘技の練習が一般の方々にも受け入れ易い時代になったと思います。
ジムを選ぶ際は、値段や営業時間の長さだけで選ばず、しっかりとした実績や経験豊富な指導者が教えてくれるジムをお勧めします。
格闘技初心者や経験の浅いバイトの様な指導者が教えた場合、間違った技術や事故につながる可能性もあるので注意が必要です。
そういったジムに最初に通ってしまったせいで格闘技がつまらないものだと感じてしまうのはとても勿体ないと思います。
大切な人生の時間とお金を使うのですから、趣味で楽しむと言えども、プロ中のプロに習って、一流のわざと精神を手に入れたいものです。
このインタビューを読んでくださったあなたは、20年前どこでどんなことをしていましたか?
その時描いていた夢は実現しましたか?
もし今、格闘技に興味があるけれどどうしようかなと思っているなら、20年後に後悔しないよう、ぜひその一歩を踏み出してみてください。
きっと楽しい経験と思い出が増えるはずです。
ボス ジム ジャパンでは、無料体験レッスンを行っています。!
ぜひ一度体験レッスンを受けてみてください!
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