2014年8月3日に行われたBest Body Japan 出場のため、ボス ジム・ジャパンのTsuyoshi がボディづくりに挑戦しました。
格闘家としてのパワーを維持するだけでなく、筋肉の美しさも追求した筋トレと食事メニューをご紹介します。
興味がある方には、ジムでTsuyoshiがさらに詳しくお話ししますので、お気軽にお伝えください。
身長:186cm
体重:「大会に向けての筋トレと食事メニュー」で増減についてご説明しています。
体脂肪率: 測定せず
カロリーを多めにとる為、ケーキや甘味を制限せず最初の体重は89Kgからスタートしました。
ケーキや甘味は週に1度程度にし、週6日は甘味絶ちのメニューにしたところ、最終的には84Kg-85Kgに落ち着きました。
筋肉を大きくするには栄養を多く摂る必要があるのですが、内臓負担を減らす為、食事は食べたい時に食べる以外は無理して回数を食べることはしていません。
あくまで自然の摂理に逆らわずに行うのを心掛けている為、お腹が空いていれば朝や練習前に果物を食べる程度で、ごはん、みそ汁、おかずと言ったしっかりした食事は1日2回です。
体脂肪率を気にし過ぎだすと数値に囚われてそればかりが気になり、自然の摂理や本能、見た目や動き易さといった本質など大切な部分を見失う為です。
大会前後ともメニューは同じ。
腹が減ったら食べるというやり方なので、一日二食は変わっていません。
炭水化物を制限し、鶏ささみと茹でた野菜のみいった様な極端な食事制限はせずに、あくまで一般的な家庭料理やレストラン等で選ぶことが可能なメニューの範囲内で腹いっぱい食べて、力が落ちないよう動ける状態で体を造って行くことを大切にしました。
一番大切なのは、動き易く体が軽く、力が出て、いつでも体調が良い状態に仕上げる事だと思います。
写真を撮影した8月17日(日)までの1週間は、マイクタイソン式サーキットトレーニングを行い、金曜日まで徹底的に練習。
土曜日は疲れが溜まり筋肉に力が入らなかった為、筋トレはせずにスパーリングと柔術を軽めにやっただけです。
土曜日の昼は親子丼とざるそばを大盛食べ、夜はご飯二合、味噌汁二杯、サワラの刺身100グラム、スペアリブ少々、麻婆豆腐少々を食べました。
ウエストを絞り腹筋のみを目立たせるなら、単に痩せていけば良いのですが、肩や腕、背中を強く大きくする為には、筋肉の超回復を考え、食べるだけでなく休養を与える事が大切だと分かりました。
沢山練習して食べても、休息が無いと筋肉が回復しません。
逆に筋肉をエネルギーとして使ってしまうため、筋肉が痩せて脂肪が残るといった体重減が起きてしまいます。
その為、筋肉が限界まで落ちれば脂肪も無くなるのですが、大切な筋肉まで落ちてしまうので残念なことになります。
細い人で脂肪が少ない人は沢山いるのに、ゴツイ人で脂肪が少ない人がなかなかいないのはその為です。
とにかく痩せて腹筋を割るのは簡単ですが、逞しい体のまま腹筋を割るのは難しいのはその為です。
動いて食べたら、1日の食事時間と運動時間の2倍の睡眠時間を確保して下さい。
本音を言うと、アルコールは代謝を落とすので飲まないにこした事は無いのです。
どうしても飲む場合はなるべく控えめにして下さい。
そもそも、自制心が利かなければ体を作るのは難しいです。
しかし、飲みたくなくても、飲まされんだよという方もいらっしゃると思います。
そこで、自分がボクシング部時代にうっとしい酒飲みの先輩達をかわす時や、大学の合コンなどで自分は酒を無まないと言った事を言うと女子ウケが悪くなり、一緒に参加した仲間に迷惑をかけてしまう為、場の雰囲気を壊さずに飲み会を乗り切った秘儀を説明します。
まず、飲み会の時は取りあえずのビールを避けウイスキーをロックで頼み、それと同時にウーロン茶を頼みます。
一杯は飲みきるか隙を見てロックのグラスにウーロン茶を差換えて、ちびちび飲みながら顔色一つ変えずに酒豪のふりをして下さい。
もしくは、最初に熱燗を数本頼みます。
お猪口を人数分頼み、一本空にします。
空になったとっくりに隙を見つけて水を入れます。
後は、波平の様なうっとりとした表情でマイとっくりをキープし、お猪口で飲むだけOKです。
基本酒好きの集まる席であれば、全員が酔っている為、楽勝ですが、自分は飲まないくせにやたら飲ませたがる上司や大切な接待などの時は、肝臓を患っているとか、糖尿っ気があるとか、医者に止められていて飲めないと言った方が良いかと思います。
この一子相伝の秘儀は現在、北斗ケンタロウ選手に伝授しました。
野菜は沢山摂って下さい。
何が良いかというよりも、みそ汁や鍋などで煮て旬な野菜を産地や作り方に気を付けながらバランスのとれたメニューを心がけるのが良いと思います。
サラダは体を冷やし過ぎるのと灰汁が強いと体に悪く、見た目よりも食べ量が少なくなる為、煮て食べるのが良いと思います。
果物はビタミン補給とカリウムによって余分な水分を排出してくれるので、季節の果物を産地に気を付けて食べます。
季節の旬の果物や野菜を摂ることで、暑い時期には体を冷やし、寒い時期には体を温めるといった効果があります。
旬の産地を無視し、ビニールハウスや南国の果物を時期外れに食べると体を冷やし過ぎる場合があるので注意が必要です。